ブラームス:交響曲第1番 1953.5.18 RX
2008年 01月 03日
1953.5.18
ティタニア・パラストでのライブ
RX-4402(CD-R)
GREEN HILLのLP
(GHLP-FUR-03HQ)盤起し
第2楽章のVnの突出など、ドイツ協会盤と同傾向なので、ソースは同一であろう(自由ベルリン放送音源)。
ドイツ協会盤は、アイヒンガー&クラウス以前のリマスターなので、音は細くはなく極大で迫力があるのだが、
当RX盤の方が、自然なサウンドである。
黒光りするような硬質のアナログ的な音で、
Vnの夢幻的な音色と頑強重厚な低域と
ほのかな明るさと暗さを併せ持つベルリン・フィルのサウンドがすばらしい仕方で再現されている。
日本フルトヴェングラー協会会報には、
「この演奏について、このLPと同等の音質を持った完全な形でのCDの出現を期待したいものである」とあるが、
同じくそのように望みたい。