ベートーヴェン:「合唱」 1942.3.22-24
2008年 02月 26日
1942.3.22-24
「ベルリンの第9」
1.フランス協会SWF-891 (1989)
2.MUSIC&ARTS CD-653 (1990)
3.MELODIYA MEL CD-715
(1993)
1.入力レベルが低く、穏やかな音。個々の楽器の音色が美しくある。
第1楽章冒頭のVn、第3楽章のVnとVc・DB、第4楽章冒頭の低域など、小さいながら、密度のある上質の音色。
コーラス部の音のかすれる部分が難点。
2.世評は高い。一聴すると、パワフルで元気のある音だ。しかし音色は粗い。
第1楽章冒頭のVnからしてキンキンと金属的だし、低域は、ボーンと広がって、ぼやけた音。
デジタル的で無機的な音調で、解像度も劣ると思う。
なお、1999年の戦時中ベートーヴェン交響曲集CD-4049は、後のリマスターで、ワイドレンジは狭くなっており、音は異なる。
3.中程度のステレオ・プレゼンス。
音は厚みと丸みがあり、豊かでふくよかに鳴る。低域はぼやけることなく音色の密度が濃い。
特にコーラス部は、ダイナミックレンジ、ワイドレンジを最大限に使い、それでいてぼやけることなく、解像度が高い。
2006年再販盤は未聴だが、「ウラニアの英雄」などからすると、擬似ステ度が旧盤より強くなり、音色が薄まっているのではないだろうか。
テープ系を聴くとすると、
美しく聴きたいときはSWF-891、
コーラス部を聴きたいときはMELODIYAになる。
同演異盤
1.盤起し+α系 DELTA ☆
2.盤起し系のベスト VENEZIA ☆
3.テープ系
1.SWF-891 ◎
2.MELODIYA(旧盤) ◎
以下
HUNT>MELODIYA再販>MUSIC&ARTS CD-653>CD-4049>
TAHRA>>>東芝(オカザキリマスター)>>>RCD、HISTORY、
ANDONOMEDAなど。