フルトヴェングラーの同演異盤CDを探訪する


by Furtwanglercd
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

ベートーヴェン:「英雄」 1952.12.7 ドイツ協会LP

d0135647_17304881.jpgフルトヴェングラー/ベルリン・フィル
1952.12.7
ティタニア・パラストでのライブ

ドイツ・フルトヴェングラー協会
F666.848M-A
プライベート盤起しCD-R
製作 NS様

翌日12.8の演奏よりも、エネルギッシュで覇気がある。
念願かない、音質最上と言われる、ドイツ協会LPを、
プライベートCD-Rで聴くことができた。

ダイナミックレンジと音色と、当日演奏そのままのダイレクトな再現。
演奏そのものを実感できる、リアリティさと実在感に溢れている。

中央に木管がどっしりとすわり、扇方にせりだしてくるように弦が聴こえ、Tiと金管は奥から聴こえる。
当日の会場の臨場感と空気感がある(咳もリアル)。
同会場の、日本協会及びRVCのグレイト(1953.9.15)、
翌12月8日の同曲のRODOLPHEと同じ響きがし、これこそ同会場のサウンドだろう。

これに比較するとPALETTEでさえ、デベッとした音に聴こえる。
他CDはかさついていたり、デジタル的な無機的音色になっていたり、
NYTHOSは、絶えずアクセルが踏み込まれているような騒々しい音に改悪されていることも明確になるだろう。

日本フルトヴェングラー協会報2005年12月
関西支部例会報告の平田治義氏の文章では、
LPとして、
①ロココ RR-2050
②日本ワルター協会 OW-7818-BS 1979.11発売
③ドイツ協会 F666.848M-A 1979発売
④日本協会 WFJ-1 1984発売
CDとして、
⑤クラウン PALETTE PAL-1026 1987発売
の比較がなされている。
以下の通り。
「① 高音がきつく、音に膨らみが感じられない。
② ①とほぼ同じ。
③ 奥行き感、雰囲気等優れており、全体に柔らかみがある。音響のバランスが非常に良く、ティンパニ、木管、金管、当時のBPOの弦の音などが存分に再生されている。
④ ③と類似の音で、これも非常に良い。但し、僅かに硬さがあるかと思われた。明瞭度は極めて良かった。
⑤ CDとしては素晴らしいといえる。刺激のない音質であり、ロココ系と音源が異なると感じた。

③ これは見事な録音である。会場で受ける演奏の実像に近いものが、まざまざと身に迫ってくるのを感じない訳にはいかなかった。
この盤では、ウラニア盤での幾分細身の音質とは異なっていて、太めの堂々とした音の中に漂う美感と、弦のザクッと抉りの効いた響きが感じられるが、ここではこれらベルリン・フィルの威力がこの録音を通して再生音に乗り移っているところが何とも凄い。」

ドイツ協会LPないしは日本協会LP、そのものの盤越しも望む次第である。

演奏評は、「フルトヴェングラー鑑賞記」にて。
[PR]
by furtwanglercd | 2008-07-02 23:30 | Beethoven Sym.3