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フルトヴェングラーの同演異盤CDを探訪する


by Furtwanglercd
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ヴィースバーデンのブラ4 KING

ヴィースバーデンのブラ4 KING_d0135647_17315553.jpgブラームス:交響曲第4番
フルトヴェングラー/ベルリン・フィル
1949.6.10
ヴィースバーデンでのライブ

KING
KICC-2113

当演奏の原体験は中学2年の時。日曜朝のNHK-FM 吉田秀和氏の番組(Mさんは1978年か79年と述べている)で流されたものをエアチェックし、演奏そのものはよくわからなかったが、何度も聴いたものだ。
だから、「ブラームスの4番」と言うと、当演奏と、「ティタニア・パラストのブラ4」が個人的には規範演奏となっている。

Mさんも次のように述べている。
「僕もその吉田秀和さんの日曜朝のFM番組で、ヴィースバーデンのブラ4を初めて聞いて衝撃を受けました。吉田さんの解説とともに、何度も何度もエアチェック・カセットをしばらく聞いていました。この演奏での曲の入りの深遠さを吉田さんにしては珍しく熱く語られたような記憶がずっと残っていて、今でもこれを聴くときは居ずまいを正し耳をそばだててしまいます。FM雑誌で調べてドイツ協会のLPが使われたことはわかったものの、当時は手に入れる術がなく悔しい思いをしました。ですから僕も原体験はFMのエア・チェックであり、LPでは翌年か翌々年のワルター協会の日本コロンビア盤で聞いていました。
キング盤CDはM&A音源ですから、日本コロンビアから2枚組でその時のコンサートを丸ごと納めたかたちで、LPフォーマットで出ていたのと同じです。元々デッド気味な音でしたが、もう少し音に厚みはあったと思います。送られてきたテープの世代差なのでしょうか?」

当演奏は、TAHRA、Elaboration、OTAKEN(CD-R)、独仏協会と聴いてきた。
デッドな音はどれも共通。それでも当KINGが、最も自然なサウンドで、昔日から耳に残っている音に最も近い。

日本フルトヴェングラー協会次回頒布は、ヴィースバーデンコンサート全プログラム。
by furtwanglercd | 2008-07-23 23:31 | Brahms Sym.4