フルトヴェングラーの同演異盤CDを探訪する


by Furtwanglercd
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ベートーヴェン:「英雄」 1947 WING

d0135647_20544351.jpgフルトヴェングラー/ウィーン・フィル
1947.11.10-17

SP録音

WING
WCD-200

ケンレコードが日本フルトヴェングラー協会と提携してのグレードアップシリーズ第1弾。
HMVのSP盤起しで、原盤はWFJ-55と同様。
WFJ-55のSP盤繋ぎ目の粗さなどを改良している。
日本フルトヴェングラー協会会報No.79(先回)には、
「平田治義氏所有のHMV7枚のSPアルバムをオルトフォン・カートリッジCG-25Dで直接デジタル化し、それを現技術で完璧に編集」と紹介されていた。
WFJ-55よりもすっきりとした(穏やかで落ち着いた)見通しの良い音。高域はより浮揚する音色であり、低域は解像度が高く明晰になっているのではないだろうか。
協会会員向けではなく一般向けにも市販されているので入手しやすい。
解説に「1947年のSP盤が、フルトヴェングラーのエロイカの原点として輝き続けるべき」とあるが、そのことを可能にしたCDと言える。
抑制された構成美の中で、各楽章の雄大なクライマックスが築き上げられる様は実に感動的。
マイリスニングルームで、M.N様製作の真空管アンプ&スピーカーから出てくる音は、当然SPノイズはあるが、その音色はほれぼれとするほど美しいウィーン・フィルのサウンドであり、巨匠の録音の内、音の良いものに上げたいと思えるものだ。

カップリングの、「皇帝円舞曲」。
「藤森朗氏提供のSP盤を村岡輝雄博士の開発技術によりスクラッチノイズを低減」 。
WFJ-57もすばらしい音色であるが、それよりもSPノイズは低減され、見通しの良い、明瞭な音色になっている。

次回は、日本フルトヴェングラー協会最新刊の「ルガーノ・ライブ」。
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by furtwanglerCD | 2008-07-26 21:00 | Beethoven Sym.3