フルトヴェングラーの同演異盤CDを探訪する


by Furtwanglercd
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カテゴリ:Ravel( 2 )

d0135647_12233783.jpgフルトヴェングラー/ウィーン・フィル
1951.10.22

フルトヴェングラー・センター
WFHC-007/8


最新の協会盤との比較で聴いてみた。
音が良い。
楽器の音がリアルで生々しい。
巨匠のライブ音源の中では音質特上の部類に入る。
木管1本1本の生々しさ。弦を弾く音もリアル。
最強音後のホールトーンや、終演後音が消えていく様もわかる(拍手はなし)。

当日最初のプログラムは、ハイドン Sym.88。
これも音が良い。
ウィーン・フィルの弦の響き。
第2楽章、Vc・DBの豊かさ。

こうした良音の後で、
TAHRA、MEMORIES、AUDITEを聴くと、
音の周りの空気感や情報を削ぎ落としてしまっているのがわかる。
音の豊かさと品の良さがなくなってしまっており、あまりに残念。
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by FurtwanglerCD | 2009-07-14 12:22 | Ravel
d0135647_17223857.jpg日本フルトヴェングラー協会
WFJ-73/74

フルトヴェングラー・コンダクツ・ラヴェル

ラヴェル
「ダフニスとクロエ」第2組曲
  ベルリン・フィル 1944.3.20-22
「スペイン狂詩曲」
  ウィーン・フィル 1951.1022
 同 トリノ・イタリア放響 1952.3.3
 高雅で感傷的なワルツ リハーサルと通し演奏
  ベルリン・フィル 1953.4.15,16
ドビュッシー
 「夜想曲」より「雲」、「祭り」 ベルリン・フィル 1951.5.1

ラヴェル
 「ボレロ」 トスカニーニ/NBC 1939

一番の聴き所は、「高雅で感傷的なワルツ」リハーサルと通し演奏。
テープ音源。
これまでのTAHRAは、全編、ピッチが高かった。今回はピッチが正常ということであり、音も良い。ゆったりとしたテンポと心地よいリズムで進められて行く。ちょっとしてヴィブラートが彩りをそえる。交響的なクレッシェンドとデクレッシェンドのダイナミズムの変化の大きさ。アリア的なカンタービレで甘美でとろけるような音色とフレージングの数々と魅力に溢れている。もっと高く評価され聴かれて然るべき演奏だと思う。

「ダフニスとクロエ」第2組曲
テープ音源。1944年にしては音が良い。当日の「田園」もこのくらいの音であればと思ってしまう。若干、リマスターで楽器の音が均質になっていると思われる。

「スペイン狂詩曲」 ウィーン・フィル
テープ音源。
センター盤が何もしていないそのままの音と思われるが、こちらは、低域が出すぎる嫌いががあり、手が加えられているようだ。

「スペイン狂詩曲」 トリノ
盤起し?CDはDELTAが初出。音は良い。客演ということで、巨匠は明瞭にタクトを振っているようで、曲の作りがよくわかる。オーケストラも懸命に応じており、ウィーン・フィル以上のヴィブラートを聴かせている点など、一聴に値する貴重な記録。

ドビュッシー 「夜想曲」より「雲」、「祭り」
盤起し? KICC-7096よりもワイドレンジは広くとられており、聴きやすい。
見事な演奏。

「当協会前会長・近衛秀麿先生は「ダフニスとクロエ」第2組曲とボレロをベルリン・フィルの定期で聴かれて、ドイツ人の演奏するフランス音楽に感銘し、特にフルトヴェングラーの「ボレロ」が素晴らしく、ピッコロ、ホルン、チェレスタが印象的だったと当協会の1971年5月3日・特別研究会(於・日本青年会館)で述懐(WFJ-25 トラック6)しています。」
とあるように、
巨匠のこれらの演奏はもっと高く評価され、聴かれてよいものだろう。
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by FurtwanglerCD | 2009-07-10 23:21 | Ravel