フルトヴェングラーの同演異盤CDを探訪する


by Furtwanglercd
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カテゴリ:Brahms( 2 )

d0135647_915134.jpgフルトヴェングラー・センター
WFHC-023

フルトヴェングラー
ゼーフリート(S)
フィッシャー=ディースカウ(B)

ウィーン・ジンクアカデミー合唱団
ウィーン交響楽団

1951.1.25
ウィーン・コンツェルトハウス 大ホールでのライブ。

これまでは、
DISQUES REFRAIN DR-920021
MUSIC BRIDGE MB-4601でしか聴けなかったレア演奏。

音源は、RWRの中継放送のアセテート盤へのプライベート録音のテープ。
第6楽章の1枚が破損したため、そのテープでは別録音(カラヤン指揮)で修復されていた。

今回のWFHC-023では、その部分をフルトヴェングラー指揮ストックホルム・フィルの演奏で修復している。

第1楽章、一つの楽器のように扱われるコーラスの厳かで静謐な巧さ、美しさ。
第2楽章、クレッシェンドの怒涛の迫力。第2主題の夢見るようなコーラスの境地。
第3楽章、ディースカウの名唱、ラストのffの
第5楽章、ゼーフリートのふくよかで美しい歌唱。
第6楽章、"Wo ist dein Sieg"の女声コーラスとオケの掛け合いと高揚。
大フーガのコーラスの巧さ、大きな歌。
全体の流麗さとスケールの大きさ。

オーケストラ、ソリスト、コーラスと巧く、名演である。

第6楽章冒頭の従来の修復部分も収録されている。
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by FurtwanglerCD | 2010-08-31 12:18 | Brahms
d0135647_14362028.jpgフルトヴェングラー/
ストックホルム・フィル
1948.11.19

フルトヴェングラー・センター
WFHC-016/017

会報第22号より
「音源はスウェーデン放送のアーカイブ・テープのコピー。サーフェイスノイズがあるが、さほど耳障りになるようなものではなく、無理に取ることによって音の鮮度を犠牲にすることになるため原音のままCD化。」

解説より ヘニング・スミット(オルセン) 日本語訳 中村政行
「この録音はストックホルムでの一連の公演の三日目の録音であるにもかかわらず、オーケストラの演奏が不正確なのはなぜかと思われるかもしれない。オーケストラはこれ以前の演奏会でフルトヴェングラーの指揮についてよくわかっていたはずで、もっと正確に演奏することができたはずだ。但し重要なことは、合唱がすばらしく、フルトヴェングラーの意思にピタリと合わせていることである。独唱についても同じことが言える。
スウェーデン放送がコピーしたテープが手元にあり、その音質がこれまでの既発盤のどれよりも豊かで、特に低音がしっかりしている。音質操作は全く行っておらず、これまでで最も真正な音質によるCDが完成した。」

密度のある明瞭な音で、元来の録音は良いものだったと推測できる。
第1楽章、第7楽章のコーラスの繊細さ、
第2楽章、クレッシェンド部のTiの打ち込みの凄さ、
第2楽章、第4楽章などのVnのフワリとした高音など、もよく聴くことができる。

TOCE-6062/3とELECTROLA CZS 25 2321 2と比べると、音の鮮度、豊かさ、迫力は劣り、こもった音になっている。
これらのCDは、こもった音ではなく、音の豊かさと迫力、音色の良さがあり、今回のセンター盤より優れている。
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by FurtwanglerCD | 2009-08-19 23:15 | Brahms