フルトヴェングラーの同演異盤CDを探訪する


by Furtwanglercd
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フルトヴェングラー/ウィーン・フィル

1953.8.30

ザルツブルクでのライブ

DELTA
DCCA-0044

LPのノイズはなくテープ音源かと思わせるが、
RX-特別盤も盤起しながらLPノイズは皆無なので、音源は不明。

楽章間のインターバルもすべて収録。
オーディエンスノイズもリアルで臨場感がある。
Vnに厚みがあり、闇夜を切り裂くが如き凄まじさ。
低域は豊かでふくよか。

同演異盤CD
1.VIRUTOS 2697362 全楽章間のインターバル収録 未聴
2.英EMI CHS-5 65353 2(東芝EMI TOCE-8467/8)
  アイヒンガー&クラウスのリマスター 音の周辺成分カット ×
3.東芝EMI TOCE-3750
  HS-2088リマスターで、さらに音の線が細い ×
4.SERENADE SEDR-2024(CD-R)
  実在感と迫力ある音、音色も良好 ◎
5.ORFEO C409 048 L(8CD) 
  アイヒンガー&クラウス+α ×
6.TAHRA FURT-1095/7
  クンツ・コレクション △
7.RX-53(特別盤もあり) 
  臨場感ある豊かな音 音色の光彩 ☆
8.DELTA DCCA-0044
  入手できるCDの中では最良 ○
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by Furtwanglercd | 2008-01-24 12:50 | Schubert Sym.9
フルトヴェングラー/
フィルハーモニア管

(Vn)メニューイン

1953.9.12,13

ISLANDPROS
SD-1201(CD-R)

ISLANDPROSの最高傑作。
よほど原盤のクオリティが高いのだろう。
Vnソロはマスクがとれたように鮮烈。オーケストラの低弦のうねりの威力。
金管、パーカッションの鮮明さ。
セッション録音を眼前に聴くかのようである。
LPは名録音であり、そこからのダイレクトなCD-R化。

同演異盤
1.東芝EMI 
2.OTAKEN 

解説からの引用は「フルトヴェングラー鑑賞記」へ。
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by FurtwanglerCD | 2008-01-23 23:04 | Bartok
d0135647_12564575.jpgフルトヴェングラー/
シュトゥットガルト放送響

1954.3.30 ライブ

日本フルトヴェングラー協会
WFJ-951/2

まず、驚くほど音が良い。この音ならステレオでなくて十分。「フルトヴェングラーは音が悪い」と言う方にお薦めできる音質良好CDの内の1枚となるはず。
次に演奏。各テーマが各部分にぴったりと奏でられており、完成度はベルリン・フィルとの演奏以上に高い。
第1楽章展開部、第3楽章冒頭の主題の速度を増していく部分など、
ライブならではの感興も伝わってくる。
楽章間のインターバルもすべて収録。

音の良さと相まって、ブラームス的な地味な楽器使用ながら、ワーグナーの楽劇のような一大絵巻たる音響が再現されており、巨匠が意図したのは、このような音響効果であろうことが推測される。
ジョン・アードインは、「パズルのピースがすべてぴったりはまった」、「以前の演奏にはなかった。すべてがしっかりまとまった統一感のある演奏で、旋律的な下降音階の前後にその鏡像が現れるという、循環的な性質までもがはっきりと感じとれる」と述べている通りである(「フルトヴェングラー グレイトレコーディングス」)。

ベートーヴェン:交響曲第1番 当日ライブ
こちらも同じく音質最良。低域が雄弁。
晩年様式の落ち着きの中に、第4楽章など熱気と覇気がある。

協会には、このままの音での再刊行を願いたい(後からの入会者用として)。

(提供:M様)
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by FurtwanglerCD | 2008-01-18 12:55 | Furtwangler
d0135647_12342686.jpg日本フルトヴェングラー協会
WFJ-57
1950年SP録音集

1.ベートーヴェン 交響曲第4番
演奏は、最高の「第4」である。
演奏については、こちら

SPノイズは盛大であるが、楽音は損なわれておらず、色艶の良い
ウィーン・フィルならではのサウンド。
東芝TOCE-6180とセットで味わいたい。

2.ワーグナー マイスタジンガー第3幕前奏曲
3.J.シュトラウス 皇帝円舞曲
4.       ピチカート・ポルカ(グロッケンシュピールなし)
5.          同 (同 あり)
6. 「こうもり」序曲

2、3については、SPノイズが少ない分、東芝TOCE-6180、TOCE-6068よりも音色があり、今回の協会盤がベストCD。
巨匠のシュトウスを1枚で味わえる、好企画。
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by FurtwanglerCD | 2008-01-15 12:30 | Beethoven Sym.4
d0135647_634247.jpgフルトヴェングラー
ベートーヴェン 交響曲選集

ARCHE MUSIC 
PRODUCTION
6155646/9

幻の珍品?名品?
掲示板で話題になっていた、幻の品を、この度、M様が手間隙かけて入手されたとのことで、
お貸しくださった。

M様のコメント
「2004年の没後50年を記念してフランスでリリースされた4枚組CD。
Rodolphe片チャンネルセットの2チャンネル盤なのですが、
全曲収録ではなく、
英雄(1952/12/8 BPO, またまた1950/6/20 と誤記)、運命&田園(BPO戦後復帰)、
第7(1953/4/14 BPO) 、第9はルツェルンではなく、単発されていた1953ウィーンで、
あと序曲3曲とリハーサル、フランス語のインタビューが収録されていました。」
「Rodolphe音源に間違いないと思いますが、残念なことに、掲示板でも指摘されていましたが、CD4枚目第9の最終楽章クライマックスのところで欠落しているという欠陥品なのです。日本ではHMVが販売間際になって、欠陥に気づき即時回収されてしまったものの、一部店舗では格安でフライング販売され、運のよい方は入手できたようです。」

「今回のセットのプロデューサーのジャック・ベルトランのコメントでは、
Rodolphe の芸術顧問をやっていた頃にエリザベート未亡人のもとを訪れたことや、
そのご本人からテープを託されたこと、今回の復刻(revivre)ができてよかったことなどが書かれているので、Arche と Rodolphe の音源は一緒で、フルトヴェングラー家由来のものであったということでしょう。」

「マスタリングにはおそらく最近の装置を使っているのか、いささか細身でギスギスした感じがあるかもしれませんね。特にRXのような真空管アナログ起しで線速度を落として書き込まれた、密度の濃い音を聴かれた直後だと余計に落差を強く感じるかもしれません。
残念なのは初期の片チャンネルの製作時よりテープ劣化が見受けられると思います。
不思議なステレオ感はテープ再生時にモノラルヘッドではなく、ステレオヘッドで再生をしたためなのでしょうか。第9は元テープからエコーがかかっていたようですがこれも不思議です。」

収録曲
CD1
Sym.3 BPO (1952.12.8) 日付誤記
Coriolan BPO 1949.6.2 
(完全ディスコグラフィでは、「非フルトヴェングラー、実際はシェルヘン」となっている。冒頭のアインザッツの短さや第1主題のテンポの速さはフルトヴェングラーの同曲演奏とは異質。シェルヘン的である。)
Egmont VPO 1953.9.4
音色の薄さをステレオ度の強さで補っているかのような音。

CD2
Sym.5 BPO(1947.5.25)
Sym.7 BPO(1953.4.14)

CD3
Sym.6 BPO(1947.5.25)
Leonore.3 リハーサル 1948.11.12
同 VPO 1953.9.4 この日の同曲演奏はないので、日付不明

CD4
Sym.9 VPO(1953.5.31)
第4楽章が6’46+3’45=10’31しか収録されていない。“vor Gott”までで終わってしまう。

音質について。
「英雄」、
片チャンネル盤(RPC32522)が純正MONOであるのに対し、
「テープ劣化なのか持続ノイズ片チャンネル盤より多く、高域は急峻なカットで、音が腰高に聴こえる」とのこと。
ステレオ・プレゼンスによって、迫力が加わり、聴き映えが良い
(当日の音響とは異なるのだろうが、かなり良い音で聴くことができる)。
第1楽章、展開部後半には、位相の乱れがある。

「第5」、
上記「ステレオヘッドで再生をしたため」によるのか、ステレオ・プレゼンスが強く、ダイナミック レンジも広い。残響が長く、不自然な感もある。

「田園」も同様だが、録音状況や原テープによるのか「第5」ほどの極端さはない。楽器間の分離、個々の音色が良く、この中では最も成功している。他CDと比べても優れている。
(片チャンネル盤についてはこちら。)

「第7」、
片チャンネル版では音にふくらみが無いのだが、こちらはステレオ・プレゼンスにより、音にふくらみがある。が当然のこととして、臨場感とアコーステック感は失われている。

「合唱」、
Rodolpheのステレオ・プレゼンス盤よりも軽度。音色は希薄。

ステレオ・プレゼンスは概ね成功しており、
「英雄」、「第5」は、聴き栄えの良い音で聴くことができる。
「田園」は、高音質。

「合唱」の欠落を補って、販売していただきたいものだ。
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by FurtwanglerCD | 2008-01-10 06:30 | Beethoven Sym.
フルトヴェングラー/ベルリン・フィル

1953.9.15
ティタニア・パラストでのライブ

RX-4204(CD-R)

日本CETRA K22C-185 テスト盤起し
臨場感のある、重厚な音。
第2楽章のノイズのビリ付が残念。
当演奏の場合、RVCSUITEという双璧の名盤があるが、
盤起しとしては成功している。

こちらは、当日の「未完成」。
CONCERTO
CON-13
MPO製のステレオ・プレゼンス。
各楽器のまとまりが良く、音に密度があり、演奏と相まって引き込まれてします。



今回の「RXを聴く」シリーズは完結
第1回 シューベルト 「ザ・グレイト」 1953.8.30 RVC盤起し
第2回 ブラームス Sym.1 1953.5.18 GREENHILL盤起し
第3回 ベートーヴェン Sym.7 1953.4.14 ワルター協会盤起し
第4回 ベートーヴェン Sym.3 1947.11 SP盤起し
第5回 ベートーヴェン Sym.3 1950.6.20 RVC盤起し
第6回 シューベルト 「ザ・グレイト」 1953.9.15 CETRA盤起し

これらのRXは、盤起しとしての一つの理想の姿を示しているといえるのではないだろうか。
今や入手困難であるが、同等音質で万人向けになることを希望するしだいである。

今回、RXを聴くよう促してくださり、貴重なコレクションをお貸しいただいたN様に感謝します。
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by FurtwanglerCD | 2008-01-09 12:50 | Schubert Sym.9
d0135647_1723353.jpgフルトヴェングラー/ベルリン・フィル
1950.6.20
ティタニア・パラストでのライブ

RX 特別盤

RVC LP盤起し

演奏についてはこちらを参照。

これまた格別の音。
高域の伸びと低域のリアリティさ、Vc・DBの分離の良さが他CDより格段に良い。
会場の音響を眼前に感じるかのようである。
エネルギッシュで推進力のある演奏が、黒光りするようなリアルなサウンドで再現される。
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by FurtwanglerCD | 2008-01-08 23:01 | Beethoven Sym.3
d0135647_1731072.jpgフルトヴェングラー/ウィーン・フィル
1947.11.10-12

RX-3203

DBS9286-9302 SP盤起し。
第2楽章第1面は2VH-7074-5
で再テイク使用。

SP盤面が替わる際に楽音が1瞬途切れる。
浮揚するVnの高音の麗しさ。明るいウィーン・フィルらしい高貴、優雅なサウンド。
最高の音色。

新星堂盤は低域偏重。協会盤は、低域の解像度で劣る。

今回の「RXを聴く」シリーズの中では最高の音色。
SP盤起しの手本と思う。
SP盤起しのエンジニアの方々には是非、耳を傾けていただき、このような盤起こしができることを研究いただきたい。
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by FurtwanglerCD | 2008-01-07 23:30 | Beethoven Sym.3
フルトヴェングラー/ベルリン・フィル

1953.4.14
ティアタニ・パラストでのライブ

RX-4401(CD-R)

米ワルター協会 RR-476 LP盤起し

「RXを聴く」シリーズ第3弾。

臨場感のある生々しい音。光彩ある色艶の良い音色。
弦楽器パートの分離が良く、Vnの音色は清らかで、低域は優しく迫力ある音色。
ドイツ協会盤と比べると、そちらがいかに楽音を削ってしまっているかがわかるようだ。
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by FurtwanglerCD | 2008-01-05 20:30 | Beethoven Sym.7
d0135647_772541.jpgフルトヴェングラー/ベルリン・フィル
1953.5.18
ティタニア・パラストでのライブ

RX-4402(CD-R)

GREEN HILLのLP
(GHLP-FUR-03HQ)盤起し

第2楽章のVnの突出など、ドイツ協会盤と同傾向なので、ソースは同一であろう(自由ベルリン放送音源)。
ドイツ協会盤は、アイヒンガー&クラウス以前のリマスターなので、音は細くはなく極大で迫力があるのだが、
当RX盤の方が、自然なサウンドである。
黒光りするような硬質のアナログ的な音で、
Vnの夢幻的な音色と頑強重厚な低域と
ほのかな明るさと暗さを併せ持つベルリン・フィルのサウンドがすばらしい仕方で再現されている。

日本フルトヴェングラー協会会報には、
「この演奏について、このLPと同等の音質を持った完全な形でのCDの出現を期待したいものである」とあるが、
同じくそのように望みたい。
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by FurtwanglerCD | 2008-01-03 06:00 | Brahms Sym.1