フルトヴェングラーの同演異盤CDを探訪する


by Furtwanglercd
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

<   2008年 03月 ( 10 )   > この月の画像一覧

フルトヴェングラー・センター
WFHC-015

フルトヴェングラー・センターからの案内は以下の通り。
「当初は桧山浩介氏所蔵のカセットテープを使用する事としておりましたが、変更後は、放送局のオリジナルの孫テープにあたるオープンリールで、エリーザベト・フルトヴェングラー夫人所有のテープから、センター・アドヴァイザー ヘニング・スミット(オルセン)氏が直接コピーしたテープです。
音質・素性の良さは『さすが』のひとことで、今回もキング関口台スタジオのマスタリング・グループのグループ長 安藤明氏による、素材の良さをフルに引き出した入念なマスタリングとも相まって、これまでの既出盤をしのぐ『決定盤』となると自負しております。第一、第二楽章の間のインターバルは、約40秒に渡ってそのまま収録されており、フルトヴェングラー最後の第9公演を最後まで最良の形でお楽しみ頂けます。」
[PR]
by FurtwanglerCD | 2008-03-28 12:50 | Beethoven Sym.9
d0135647_12573256.jpgブラームス1952.3.7
メンデルスゾーン1952.3.11

フルトヴェングラー/
トリノ・イタリア放送交響楽団
(Vn)ジョコンダ・デ・ヴィート

MUSIC BRIDGE
MB-4502(CD-R)

CETRA LPのストレートな盤起し。
入力レベル、音圧ともに高く、迫力がある。

日本フルトヴェングラー協会報告2006年2月号で、
平田治義氏は、
CETRA FE-3について次のように述べている。
「従来この録音の音質は良くないとされてきたが、このLPでは十分に鑑賞に堪えるもので、デ・ヴィートのソロからは張りと艶とが見事に再生された。オーケストラもこの音なら問題ないと思われ(る)。デ・ヴィートの表現は曲への打ち込みが深い上に随分情熱的なもので、本曲演奏の最上位にランクされるものの一つであろう。フルトヴェングラーの解釈もルツェルン盤同様、巨匠の表現であり流石にすばらしい。そして彫りの深さも尋常ではなく、大きな感動を与えるものであった。最後には盛大な拍手が入っていた。この演奏は、一般にもっと広く聴ける様になってほしいものである。」

KING(SEVENSEAS)同等の音で万人向けになれば良いのだが。
日本協会にFE-3のストレートな盤起しを期待しよう。

同演異盤CD
1.KING(SEVENSEAS) ☆
2.MADRIGAL  × 音色が漂白されている
3.Music Bridge(CD-R) 〇
 M氏曰く「チェトラ・イタリア盤を素直に復刻した音だと思います。
気持ちエコーがかかっった音ですが、高域に伸びがあって悪くは無いのですが、もっと量感のある音を求めたくなるかも。」
4.DELTA △
 同「中抜けなどはないものの、いささか細身な音がデ・ヴィートのスタジオ録音で聞かれるようなたっぷりとした楽音にそぐわない感じが残る。」
5.TAHRA × ノイズリダクション強く音色がない。
[PR]
by FurtwanglerCD | 2008-03-26 12:55 | Brahms Vn.con.
d0135647_12504471.jpgフルトヴェングラー/ベルリン・フィル
1954.5.14
トリノでのライブ

KING
KICC-2350

フルトヴェングラーの同曲演奏は、
1.1949.12.18 
2.1954.4.27
3.1954.5.14
オーケストラはいずれもベルリン・フィル
の3種類。

このトリノでの演奏は、3種類の内、最も穏やかで気品があり味わい深い。
当CD、ダイナミックレンジ、ワイドレンジともに狭めではあるが、
色艶良い高域、重心の低い低域と、音色は良好である。

第1楽章冒頭からスゥーと無重力状態にいざなわれ、ノックアウトされる。
第3楽章のアリア的なカンタービレも素敵。
[PR]
by FurtwanglerCD | 2008-03-21 12:50 | Brahms Sym.3
d0135647_12441723.jpgフルトヴェングラー/ウィーン・フィル
1954.2.28-3.1
ムジークフェラインでのスタジオ録音

MR-2402
FALP-210(「マトリックスは、2XVH48-10N/49-10Nで、英HMVのオリジナル盤と同一」)
盤起し

演奏は完成された名演である。

高域のフワリとした浮揚する空気感ある、そしてソフトで煌きある音色。
各楽器の音色の鮮度がよく明瞭で、音色の分離も良い。ダイナミクスの変化も忠実で、各楽器が本来のあるべき音、音色、大きさで再現される。
第1楽章の低域の不足は、
CC35-3162、
TOCE-7530/4、
OTAKEN TKC-311
などのCD同様に同傾向。
これをTOCE-55975/80のように補足しようとすると、ボゴボゴとした不自然な音になる。

プライベートでALP-1195のNABでの盤起しがあるのだが、これは、冒頭から低域は不足することなく力感ある自然な音と音色で響いてきて、これが本来の音と音色であろうと感じる。こちらの音での盤起しを期待しているのだが。

RXを聴く パート2 完結
1.ブラームス 交響曲第2番 1945.1.28 RX-76 ワルター協会LP
2.バッハ ブランデンブルク協奏曲第3番、第5番 1950.8.31 ワルター協会
3.ベートーヴェン 交響曲第7番 1950.1 RX-58 LHMV-1008
4.ベートーヴェン 「田園」 1954.5.15 RX-4202
5.チャイコフスキー 「悲愴」 1951.4.22 RX-40 ドイツDG
補足
6.ベートーヴェン 「第5」 1954 MR-2402
すべて提供はN様。
RXは現在、入手困難。CD-Rで良いので同じ音質での再販を希望する。
[PR]
by FurtwanglerCD | 2008-03-12 12:50 | Beethoven Sym.5
d0135647_1303370.jpgフルトヴェングラー/ベルリン・フィル
1951.4.22
カイロでのライブ

RX-40

ドイツDG盤LP(2535 165)起し

雑音混入。
音が柔らかく、音色に密度があり明瞭。各楽器のまとまり、楽器間の分離も良い。
ISLANDPROSのように音色がぼやけたり重なることがない。
盤起しでありながら、眼前で奏されているような臨場感のある生々しい音色。高域には色艶があり、低域は迫真の力強さがある。
第1楽章第2主題、第2楽章のVcのテーマなど、この時期のベルリン・フィル全盛期の音と演奏を聴くことができる。この日の録音は決して失敗ではないものであることを確認できる。
盤起しの理想形の一枚。

同演異盤CD
1.POCG-2348 音は厚いが分離が悪い ×
2.474030-2(6CD) 分離と音の再現性は良い △
3.POCG-30071(UCCG-3702) 音色漂白 ×
4.ISLANDPROS SD-1308(CD-R)日グラモフォン MG-6005 盤起し ○
5. RX-40(CD-R) DG 2535 165盤起し ☆

3で聴いていたのだが、楽器の音色がなく、物足りなかった。
それで次に1と2を入手。2の方が高低の分離が良い分、聴き応えがある。
4と5では、音色と分離の良さで5がベスト。
[PR]
by FurtwanglerCD | 2008-03-11 12:50 | Tchaikovsky
d0135647_6222070.jpgフルトヴェングラー/ベルリン・フィル
1954.5.15
ルガーノでのライブ

RX-4202
見本盤LP盤起し

静謐な美しい演奏。
密度のある生き生きとした、瑞々しく鮮度の良い音と音色。
これが本来の光彩と色彩感のある音色。 あるべき音と音色。


同演異盤CD比較
1.CETRA K35Y-44
 軽度なステレオプレゼンス
 臨場感のある生々しい音で、潤いあるサウンド ◎
2.KING KICC-2295 MONO 奥にこもっている △
3.ERMITAGE ERM-120 軽度なステレオプレゼンス ドライ ×
4.AURA ×
5.IDI ×
6.RX-4202 ☆
[PR]
by FurtwanglerCD | 2008-03-10 06:00 | Beethoven Sym.6
d0135647_1248216.jpgフルトヴェングラー/ウィーン・フィル
1950.1.18,19
ムジークフェラインでのスタジオ録音

RX-58
米VICTOR LHMV-1008盤起し

最高の盤起しである。
各楽器の音色が、温かな音色で再現される。
高貴で確かな低域、浮揚する高域、と豊かな光彩を放つ音色。
指揮者が各楽器に託した意図が明瞭に浮かび上がってくる。
録音とLP化はこのように成功だったのだ。

提供元のNさんは、
 「温かみと麗しい音色。弦の伸びが良く、フォルテでも歪まない。これで聴くと最高の美演と感じる。」
と述べておられる。

見事な盤起し。
これと比べると、最近のTOCE-55975/80のリマスターは何とお粗末なことか。
フルトヴェングラーの復刻製作元や、リマスター担当者には、是非、耳を傾けていただいて、研究していただきたい1枚。

SP盤起しベストは、日本フルトヴェングラー協会盤(ピッチが低いが)。
テープ系ベストは、TOCE-7530/4
[PR]
by FurtwanglerCD | 2008-03-07 12:50 | Beethoven Sym.7
フルトヴェングラー/ウィーン・フィル
(P)フルトヴェングラー
(Vn)ボスコフスキー
(Fl)ニーダーマイアー

1950.8.31 
ザルツブルク音楽祭でのライブ

RX-84
ワルター協会LP盤起し

収録は、第5番、第3番の順。
音が良い。EMI及び東芝(HS-2088リマスター)のエアチェック音の貧弱さと比べるとすこぶる音が良い。
これも盤起しの手本である。
第3番は、冒頭の典雅なフレージングから別世界にいざなわれる。
第5番では、フルトヴェングラーがピアノを弾いている。そのカデンツァは癒し系である。

ジョン・アードイン「フルトヴェングラー グレイトレコーディングス」
 「(フルトヴェングラーのカデントツァは)静かに弾き始め、大きくリタルダンドをかけて休止する。ペダルを思う存分用いて雄大でロマンティックなカデンツァであり、ブラームスのニ長調協奏曲の緩徐楽章をおおっているあの静謐さにも通じるものがある。
第1楽章前半は、通奏低音のうちオクターブ低い仕方でしばしば通奏しており、左手で和音をつけかえている部分もある。1、2個余計なトリルがある。40年のウィーン・フィルに比べると飾りを廃し(ている)。」
[PR]
by Furtwanglercd | 2008-03-06 12:50 | Bach
フルトヴェングラー/ウィーン・フィル
1945.1.28
ムジークフェラインでのライブ

RX-76

日本ワルター協会(日本コロンビア製)
OB-7289~92-BS 盤起し

すばらしい盤起し。盤越しの理想の姿がここにある。
ムジークフェラインに響くウィーン・フィルの 色彩ある音色が再現される。
これほどまでに音は豊かで、音色には光彩があるのだ。


同演異盤比較 主なCD
1.NUOVA ERA
2.仏フ協会 △
3.DG POCG-2341 ◎
4.DG ウィーン・フィル創立150周年記念ヴァージョン ×
5.DG 474030-2 6枚組 ×
6.ARCHIPEL ×
7.日フ協会 協会LP盤起し △
8.RX-76 ワルター協会LP盤起し ☆
[PR]
by FurtwanglerCD | 2008-03-05 12:50 | Brahms Sym.2
フルトヴェングラー/ウィーン・フィル

MB-4601(CD-R)

1952年11月30日
ムジークフェラインでの
ライブ全演目収録
(提供 M様)

1952年7月、ザルツブルク音楽祭での「フィガロ」リハーサル中に倒れ(肺炎)、その後、静養。
11月24日より、「田園」、「第1番」、「英雄」のEMIへのレコーディング。
11月29日、ムジークフェラインでの演奏会にて復帰。
翌日の全曲公演。
当日のプログラム
1.ベートーヴェン 交響曲第1番
2.マーラー 「さすらう若人の歌」
3.ベートーヴェン 「英雄」

「英雄」の演奏。
その前のレコーディングで完成された型に、ライブならではの即興的な要素による柔軟なテンポ変化と、熱気とが相まって、引き込まれる演奏となっている。
ウィーン・フィルの弦楽器群の柔らかなサウンドはすばらしい。

当CD-R
当レーベルは板起し専門と思いきや、これはテープ音源。
Mさんは、「NUOVAERAよりも世代の新しいテープ音源」と推測しておられる。
音はふくよかで、ウィーン・フィルの色艶の良い音色が聴ける。
御茶ノ水ハーモニーの旧店舗には、当レーベルものが1枚3500円、2枚組7000円で眠っていたのだが、移転及び閉店後はどうなったのだろうか。

同演異盤CD
1.VENEZIA 高域がキンキンする △
2.NUOVA ERA 
3.MUSIC&BRIDGE(CD-R) ○
4.TAHRA ドライな線 ×
5.ALTUS 放送音 ×
[PR]
by FurtwanglerCD | 2008-03-03 23:30 | Beethoven Sym.3