フルトヴェングラーの同演異盤CDを探訪する


by Furtwanglercd
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d0135647_17452199.jpgフルトヴェングラー/ベルリン・フィル
1952.12.8
ティタニア・パラストでのライブ

同曲最高のライブ演奏の一つ。

ARKADIA
CDWFE-363.1

MPO製。
HUNT CDWFE-363 opti.me.s製は、製作工程が朴訥のため、ブロンジング現象によって再生不良になる事例が報告されている。
当MPO製に再生の不具合はない。
プレスの違いか、MPO製の方が、若干「明るめの音色」であると、M様は指摘している。

AS-DISK
NAS-2900

“CEDER”入りのCDは、音はシャキッとするものの、楽音は削がれ、デジタル的な音になっている。
当CDは、おまけにステレオ・プレゼンスが強度で、醜いような音になっている。
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by furtwanglercd | 2008-06-23 23:44 | Beethoven Sym.3

「ルツェルンの第9」

d0135647_17343714.jpgフルトヴェングラー
/フィルハーモニア管弦楽団
1954.8.22

当演奏に最初は、FURT-1054/57の縦長デジバック入りで接した。
デニス・ブレインの明瞭明晰なホルンと、「バイロイトの第9」に劣らない第3楽章の深遠さに魅了された。が、音色が薄く、楽器の音がどれも同じだ。
こうして、これまた同演異盤CDから最良を探訪することになる。

KING KICC-2290 臨場感ある冴えた音と音色。弦がややドライ。○
CETRA K35Y-41 ピッチがかなりというか第3楽章など異様に高い(タイム18’58と他CDより30秒も速い)。×
「KINGのCDは『劣悪』で、当TAHRAは放送局からの正規音源で、音質鮮明」で
FURT-1003が良いということ(だれだ?そんなこと言ったのは)だったので、聴いてみた。 
残響過多で水ぶくれのような音だ。× 「KINGの方が良い」ものだった。
その後、OTAKEN TKC-307、これが出たときには音の鮮明さに驚いた。○
センター WFHC-015、OTAKENよりも音に厚みと潤いがある。☆

今回、M様が、HUNTとRODOLPHE(本来は片チャンネルだが、両チャンネルに編集したCD-R)をお貸しくださった。
RODOLPHE、音圧が低い? Tiの音が際立ち、弦は奥まってモコモコしてしまう。△
HUNT、音と音色に密度があり。センター盤と比べると、音圧も低く、ワイドレンジも狭いのだが、引き締まった良い音だ。○
HUNTを最初に聴いていれば、HUNTとセンター盤で、十分となり、探訪する必要はなかったかもしれない。

RXは未聴。
TAHRAからSACDが出るが、音源は同じだろうから、後はリマスター担当の感性による部分が大となるので、期待することはできないだろう。
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by furtwanglercd | 2008-06-16 23:42 | Beethoven Sym.9
d0135647_17453651.jpgフルトヴェングラー/ウィーン・フィル
1953.5.31
ムジークフェラインでのライブ

日本フルトヴェングラー協会
WFJ-10/11

KING
KICC-2114

この演奏には最初にDG ウィーン・フィル創立150周年記念シリーズで接した。
d0135647_17443978.jpg
DGは、1953.5.30表記。
DGは、入力レベルが低いのか、音はこもっている。マイクは木管パートの前にあるのか、木管だけが異様に目立ち、弦楽器とくにVnがかすかにしか聴こえないのが何とももどかしいものであった。
その後、ARCHIPEL、あまりに金属的な音なので再びDG、そして、ALTUS、これは低域のみがドンドンしながら解像度が悪く、どれも演奏の真の姿を明らかにしていなかった。
それで最良CD探訪を行うはめになる。

RODOLPHE、強度のステレオプレゼンスでびっくりする。やりすぎか。
NOUVA ERA、日本コロンビア製。こちらは純正MONO?DG、ALTUSよりも音は豊か。
HUNT、軽度(中程度?)のステレオプレゼンス。これも厚みのあるいい音。

今回、KINGと日本協会を聴くことができた。

KING、弦は若干ドライであるが、意外にも明るく潤いある音色で良好。
日本協会、WFJ-13/14同様にステレオプレゼンスだが、音色は引き締まり豊か。インターバルもすべて収録されており、当日の臨場感を実感できる。WFJ-13/14のティタニア・パラストのベルリン・フィルとの会場の音響とオーケストラの音色の違いも明瞭ではないだろうか。

RX(CD-R)は未聴。

弦楽器群の音色の良さと厚みでは、
日本協会>HUNT>KING>NUOVAERA(RODOLPHEはステレオプレゼンス強度のため除外)
となり、
他では演奏についての分析はできるものの、その真の姿は浮かび上がってこないと思われる。
これが困ったところで、協会には、同じ音質での再販を求めたいところ。
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by furtwanglercd | 2008-06-09 23:40 | Beethoven Sym.9
d0135647_1802057.jpgベートーヴェン:交響曲第5番
フルトヴェングラー
/ローマ・イタリア放送交響楽団

1952.1.10
ローマ RAIスタジオでの録音

KING(SEVENSEAS)
KICC-2346

全楽章、フルトヴェングラーの同曲演奏の中で最も遅い。
諸井誠氏曰く、「お世辞にも名演とは申せず、これはむしろ迷演の部類」。
アードインは、「興味を持てない演奏のひとつ、演奏全体も一度として輝く瞬間がない」
(「フルトヴェングラー グレイトレコーディングス」藤井留美訳)と酷評している。
そんなに悪い演奏か?
当CDの解説で黒田恭一氏は、
「クールな視点と明晰な思考がとりわけ前面に押し出された内容、醒めた表情の動き」
と述べている。
この点を別の視点から聴くと、諸井氏の次の結論になる。
「異常な「遅さ」のおかげで、この演奏からは、他の演奏にない細やかな情感のあじわいが感じられる。」
そう。客演ということもあり、タクトを1音1音明瞭に振り、しっかり演奏させていることを実感できる。よって巨匠の演奏の構築と骨組みが他の演奏よりも明瞭にわかるので、巨匠がオーケストラとの共同作業でこの作品を仕上げて行くその過程を垣間見ることのできる貴重な演奏である。

当CDは音も良い。楽音は豊かでふくよか。明るい光彩ある音色。各楽器及び高低の分離も良く、明瞭で鮮明な音。
この音にノイズリダクションをかければ、TAHRAのように音色のない音や、URANIAのようにキンキンとした金属的でのっぺりした聴くに耐えない音になることは明らか。
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by furtwanglercd | 2008-06-04 23:08 | Beethoven Sym.5
d0135647_17261531.jpg日本フルトヴェングラー協会
WFJ-13/14

フルトヴェングラー
/ベルリン・フィル

ウェーバー 「魔弾の射手」序曲
ヒンデミット
 交響曲「世界の調和」 初演
 以上 1952年12月8日
シューベルト 「ザ・グレイト」
 1953年9月15日
ティタニア・パラストでのライブ

RIAS音源。
東芝製。

これは全曲、驚くほどの高音質。
2チャンネル録音?
ステレオかと思わせる高音質。
会場の最前列にいるかのような音響(マイクの位置?)。
DBが左、Vnが右、木管群が中央、金管とTiは奥から生々しく前面に鳴ってくる。
音は豊かでふくよかで瑞々しい。音色は抜群に良い。


この音をコピーすると、Elaboration(魔弾の射手)やEMBLEM(グレイト)になり、楽音を削ぐとTAHRAの音になるのを実感できるかもしれない。
当盤グレイトの音質について、芳しくない評価がなされているようだが、本当に「芳しくない音」なのだろうか?
当方は上記のように聴き、RVCSUITE盤以上ではないかと感じた。

そもそも当盤の演奏と音質についてはほとんど情報がないので、
これまでお聴きになられたり、分析された方の評価をご教示いただきたいと願っております。
公開ないし非公開コメントにていただければ助かります。

また、愛好諸氏の方々には喜んでレンタルいたしますので、ご非公開コメントなどでお知らせください。
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by furtwanglercd | 2008-06-03 23:25 | Schubert Sym.9