フルトヴェングラーの同演異盤CDを探訪する


by Furtwanglercd
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d0135647_125498.jpgフルトヴェングラー/ベルリン・フィル
1954.5.23
ティタニア・パラストでのライブ

落ち着きと熱狂、静謐さとエネルギッシュさ、相反する要素が楽想に合わせて的確に捉えられている。巨匠の同曲演奏の完成された姿はこうであったのだと思う。

日本フルトヴェングラー協会
WFJ-12

RIAS音源。東芝製。
軽度なステレオプレゼンス
WFJ-13/14(1953.9.15のグレイト)と音作りは同じだが、そちらにはない持続ノイズがあり大きい(Sym5はNUOVAERAも同じ)。
楽音は豊かで、各楽器の音色は柔らかく、明瞭。
ワイドレンジは適度で、ダイナミックレンジは広く、臨場感がある。
ノイズを取り除くと、TAHRAのメタリックな無機的な音になり、
軽減するとAUDITEの音色均質化になってしまうだろう。
RIAS音源を、ステレオプレゼンスしているが、他は手を加えずそのまま音にしているようで、当時の製作チームの見識の高さが伺える。

NOUVAERA、RIAS音源コピーからのそのままのCD化 〇 
WFJ-12、RIAS音源コピー+ステレオ・プレゼンス ☆
DELTA、RIAS音源コピー+α △
TAHRA、RIAS音源コピー+強度のステレオプレゼンス ×
TAHRA再販、RIAS音源コピー+ノイズカットに伴い楽音もカット ×
AUDITE、RIAS音源コピー+ノイズ軽減に伴い音色も減退 ×
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by FurtwanglerCD | 2009-08-26 12:50 | Beethoven Sym.5
d0135647_14362028.jpgフルトヴェングラー/
ストックホルム・フィル
1948.11.19

フルトヴェングラー・センター
WFHC-016/017

会報第22号より
「音源はスウェーデン放送のアーカイブ・テープのコピー。サーフェイスノイズがあるが、さほど耳障りになるようなものではなく、無理に取ることによって音の鮮度を犠牲にすることになるため原音のままCD化。」

解説より ヘニング・スミット(オルセン) 日本語訳 中村政行
「この録音はストックホルムでの一連の公演の三日目の録音であるにもかかわらず、オーケストラの演奏が不正確なのはなぜかと思われるかもしれない。オーケストラはこれ以前の演奏会でフルトヴェングラーの指揮についてよくわかっていたはずで、もっと正確に演奏することができたはずだ。但し重要なことは、合唱がすばらしく、フルトヴェングラーの意思にピタリと合わせていることである。独唱についても同じことが言える。
スウェーデン放送がコピーしたテープが手元にあり、その音質がこれまでの既発盤のどれよりも豊かで、特に低音がしっかりしている。音質操作は全く行っておらず、これまでで最も真正な音質によるCDが完成した。」

密度のある明瞭な音で、元来の録音は良いものだったと推測できる。
第1楽章、第7楽章のコーラスの繊細さ、
第2楽章、クレッシェンド部のTiの打ち込みの凄さ、
第2楽章、第4楽章などのVnのフワリとした高音など、もよく聴くことができる。

TOCE-6062/3とELECTROLA CZS 25 2321 2と比べると、音の鮮度、豊かさ、迫力は劣り、こもった音になっている。
これらのCDは、こもった音ではなく、音の豊かさと迫力、音色の良さがあり、今回のセンター盤より優れている。
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by FurtwanglerCD | 2009-08-19 23:15 | Brahms