フルトヴェングラーの同演異盤CDを探訪する


by Furtwanglercd
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

<   2009年 10月 ( 3 )   > この月の画像一覧

フランク:交響曲ニ短調

d0135647_12551917.jpgフルトヴェングラー/ウィーン・フィル

1945.1.28 表記

日本コロンビア
Denon Vox Vintage
COCQ84702

「マスターテープからの第一世代コピーテープから、第2楽章冒頭の欠落部分や、テープ速度の変動など修正されて作成」とある。

ワウがある。ffでは音が割れる。音はもやもやとし、こもっている。ベールがかけられたような鈍い音。
最近のWINGの音のベールを剥いだ鮮明明瞭な音とは比べようがない。
マスターテープの劣化云々の前に、たとえマスターテープが良くても、根本はリマスター担当者の感性の問題。
[PR]
by FurtwanglerCD | 2009-10-22 12:54 | Frank
d0135647_12192013.jpg日本フルトヴェングラー協会

WFJ-75/76

フルトヴェングラー
/ウィーン・フィル

1951.8.19 
ザルツブルク音楽祭ライブ 全曲

メンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟」序曲
マーラー:「さすらう若人の歌」
 (バリトン)ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ
ブルックナー:交響曲第5番

会報より
「1985年5月に会員へ限定頒布した2LP(WFJ-6/7)のマスターテープより直接CD化。」
「この録音の特徴は巨大なスケールの空間的形式意識と内容上の緊張といったものを超える、音楽の自発性と響きの色彩にあり、それは巨匠とウィーン・フィルの出会いが孕む奇蹟によってのみ可能。冒頭より聴き手をエレガントで燦めく様な緊張が包み、そして一つの回想へと導き、第1楽章と第4楽章による強烈な形式的枠付けが従来これ程に、わけても原典版に基づく演奏で成就されたことは絶えて無かったのです。」

マスターテープは本当に音が良いのだろう。その音の良さはよくわかる。
CD化に際し、若干、高域はドライ、低域はボンついているかもしれない。

このマスターテープが現代のホールで大音量で流れたら、どれほどすごいことか。
(某メーカーでトスカニーニ/ホロビッツのチャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番のLPだかマスターテープだかをホールに再生して収録したCDがあったが)
[PR]
by FurtwanglerCD | 2009-10-09 12:30 | Brukner Sym.5
d0135647_17262352.jpgWING
WCD-203
フルトヴェングラー
グレードアップ・シリーズ
今回も「第2世代」復刻。

1.フランク:交響曲 ウィーン・フィル
 1953年12月スタジオ録音
 
 英DECCA社の初版盤LP、
 LXT-2905(Mat:ARL1963-1A,1964-2A)盤起し。
 
 解説より。
 「このDECCA社のLPは当時の最高水準の技術で録音されて(いる)。当時DECCA社が採用していたffrrの録音特性を考慮し、再生イコライザーを吟味して収録した。ウィーン・フィルならではの木管楽器やホルンの味わい深い響きはより一層鮮明となり、第2楽章冒頭の弦楽器のピチカートにおける音場感とイングリッシュホルンのニュアンスの豊富さなどは後発のLPやCDからは聴けないものである。「究極の手段」を用いて注意深く盤面のイズの軽減に努めている。」

 これまでのCDよりも音が鮮明で鮮度が良く、各楽器の情報量が多い。録音優秀というのはこれでこそわかる。ムジークフェラインのホールトーン、楽器の音色がそれぞれしっかりしており、柔らかい音。弦を擦る音や、チューバなどの奏者の呼吸もわかるほどのリアリティさ、奥行きと立体的な空間など、眼前でのレコーディング風景を聴くようですばらしい。Vnは艶やかで美しく、これがこのときの最高のウィーン・フィルの音。

2.ベートーヴェン:交響曲第5番 ベルリン・フィル 1943年6月 放送用録音
解説より。
「リガでプレスされたガスト56規格のレコードで音楽評論家浅岡弘和氏秘蔵版」より復刻。
「このリガプレス復刻盤の鮮明で硬さのない中高音(高音の繊細感では最も優れている印象)と自然で豊かなホールトーン。

 音は柔らかくまろやか。各楽器の音色と分離が明瞭。
第1主題後のホルンや第2主題などとろけるようなふわりとした音。
展開部、運命動機の最後の音を伸ばしている部分も音の空間がよくわかる。
再現部のffとティンパニは迫力があり、迫力と美しさが際立つ。

 どちらもすばらしい音で、巨匠とその当時最高のオーケストラの音を聴ける。
[PR]
by FurtwanglerCD | 2009-10-05 23:24 | Beethoven Sym.5