フルトヴェングラーの同演異盤CDを探訪する


by Furtwanglercd
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d0135647_1531501.jpg日本フルトヴェングラー協会
WFJ-77/78

ブラームス 交響曲第1番
フルトヴェングラー/
ウィーン・フィル
1947.8.13

美しい部分は伸びやかにしなるように麗しく、ここぞという場面での迫力は驚天動地の大迫力。

これまでは、DISQUES REFRAIN DR-920022でしか聴けなかったので、このリリースには価値がある。
DELTAから出ると思っていたら、協会が先だった。
音質は、上記より、ややぼやける部分が多い。

この演奏、1952.1.27の演奏とも囁かれている。

タイム及びオーディエンス・マーカー比較。
①1947.8.13とされる演奏
 WFJ-78                    14:55 10:04 5:12 16:21
 DISQUES REFRAIN DR-920022  14:56 10:06 5:12 16:22
②1952.1.27の演奏
 CC30-3357/60              14:16 10:13 5:06 16:51
 ELECTROLA CZS 25 2321 2    14:18 10:13 5:05 16:51

②のオーディエンス・マーカー
第1楽章
0:46(10小節 pizzの部分)の咳
1:10(14小節 pizzの部分)の咳
1:19の咳
2:24-26 Obソロ部分のキーという軋む音
2:38-40 ゴホゴオと咳2回
2:56の咳
第2楽章
後半、Vnの前の咳
第4楽章
1:46(19小節 pizzの部分) の咳
Trbの部分の軋む音

①のオーディエンス・マーカー
第1楽章
1:48(20小節)の咳
2:36-38(30小節Obの部分)のゴホ、ゴホ
2:49のコンという音
第2楽章
冒頭2音目の咳
第4楽章
冒頭の咳
1:38(17小節)の咳
1:48(19小節)の咳だが、②と異なる

全体の弦の奏し方も異なる。
ということで、1952.1.27の演奏とは異なるという結論。
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by FurtwanglerCD | 2009-12-25 00:00 | Brahms Sym.1
d0135647_15282177.jpg日本フルトヴェングラー協会
WFJ-77/78
グルック 「アウリスのイフィゲニア」序曲
フルトヴェングラ- 交響曲第2番
フルトヴェングラー/
ウィーン・フィル
1953.2.22

STEREO表記
会報には、
「特記すべきは今回の定期がステレオで収録されていることで左チャンネルの第1バイオリンと右チャンネルの第2バイオリンの対峙が聴取出来ることです。」
と記載されている。

「多少ぼやけているが本物のステレオ」との評価もあるが真相はいかに。
第1楽章、第3楽章はかなりぼやけている部分もあるが、第2楽章、第4楽章冒頭などは、ステレオのようにも聴けるが。
Theater同様、音は左偏重ではないか。
詳細は研究者からのデータの提供待ち。
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by FurtwanglerCD | 2009-12-24 23:27 | Furtwangler
d0135647_12205127.jpgフルトヴェングラー 2009年に発売されたCDの中からのベスト13。

1.フランク:交響曲 ウィーン・フィル
 1945.1.27 WING WCD-202
2.ベートーヴェン:「英雄」
 ウィーン・フィル 1952.11
 DELTA DCCA-0061
3.フランク:交響曲 ウィーン・フィル
 1953.12 WING WCD-203
4.ベートーヴェン:交響曲第5番
 ベルリン・フィル 1943.6 WING WCD-203
5.シューマン:交響曲第4番 ベルリン・フィル 1953.5 WING WCD-202
6.ブルックナー:交響曲第5番 ウィーン・フィル 1951.8.19
 日本フルトヴェングラー協会 WFJ-75/76
7.ベートーヴェン:「合唱」ウィーン・フィル1953.5.30
 DREAMLIFE RIPD-0003
8.ブルックナー:交響曲第4番 ウィーン・フィル 1951.10.22 
 フルトヴェングラー・センター WFHC-018/20
9.バッハ:マタイ受難曲 ウィーン・フィル
 日本フルトヴェングラー協会 WFJ-69/70
10.ワーグナー:管弦楽曲集 
 日本フルトヴェングラー協会 WFJ-68
11.ベートーヴェン:「合唱」 バイロイト 1954.8.9 
 フルトヴェングラー・センターWFHC-001/2R
12.「コンダクツ・ラヴェル」 日本フルトヴェングラー協会 WFJ-73/74
13.ブラームス:「ドイツ・レクイエム」 
 フルトヴェングラー・センター WFHC-016/17

d0135647_12291184.jpg1と2、どちらを1位にするか迷うところであるが、欠落部分や音飛び部分を、完璧な仕方で修復しているその作業量の多さを考慮した。
2もすばらしい音で、煌くVnの美しさと、温厚明瞭明晰なVc・DBは、従来CDの音を遥かに凌駕する。

1から5まで、いわゆる「第2世代」復刻(盤起し+エンジニアの緻密な作業によるノイズ軽減)の音のすばらしさが際立っていた。
圧巻は、1の1945年のフランク。今年10月発売のVOXオリジナルテープ復刻と銘打ちながらもモコモコと曇りがかった音の某レーベルCDとは雲泥の差。
VOX LPの奥に潜んでいた音をそのまま取り出したような鮮明な音に圧倒される。
第2楽章欠落部の修復も全く違和感がない。これこそ品格と感性を備え、そして「フルトヴェングラーの音」を究めた職人+研究者エンジニアの成果だ。すばらしいエンジニアに拍手。

2も同様。これまでのCDではベールのかけられたようなこもった音を聴いていたのだ。その曇りがとれて、巨匠がオーケストラに託した本来の音と音色が浮かび上がってくる。スタジオ録音ならではの確固とした造形の土台のもとに、ライブのような感興とパッションがほとばしる。本来の演奏はこれほどまでにすばらしいものであったのだ。

1から5まで、「第2世代」復刻の音の優位性は、ここ数年で認識されてきたが、今年はその優位性をさらに決定付けることになった。

EMI系のベートーヴェン交響曲全集は、「英雄」、「第5」、「バイロイトの第9」が第2世代復刻でCDではベストの音で聴けるようになっている。音の良くない「第2」、「第8」、を除き、「第1」、「第4」、「田園」、「第7」を第2世代復刻で聴きたいと願う。

2008年
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by FurtwanglerCD | 2009-12-01 12:20 | 2009