フルトヴェングラーの同演異盤CDを探訪する


by Furtwanglercd
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ベートーヴェン
Sym.5
Sym.6「田園」
1954.5.23
ティタニア・パラストでのライブ

SPECTRUM SOUND
CDSM008JT
ドイツ・フルトヴェングラー協会LP
F666.310-11 盤起し

当LPはステレオ・プレゼンス付加なので、当CDも同様と思われる。

同演異盤CDでは、NOUVA ERA、日本協会WFJ-12、DELTA、AUDITEとの比較になる。
やはり、くぐもった音で、音の抜けと伸びは詰まっている。
AUDITEよりは音の密度と音色はある。
前2者に聴ける、音の伸びと抜けの良さ、生々しさや空気感は聴けない。

「田園」の当LPに関しては、ちょうど届いた、日本フルトヴェングラー協会報2010年6月、平田治義氏の文章で次のように述べられている。
「(独協会LPは)オリジナルとも思える録音に少し難点があるのが惜しまれる。
音質は木管が美しく全体として鮮明であり上々であったが、僅かに高弦でざらつきがあり、第2楽章では低音に少しゴロが感じられ、第3楽章最初の2音が欠如しているほか、終楽章では音量が不足する等の不備が(ある)。
WFJ-12、バランスは悪くなく低音も良く入っているが、中音域が僅かに不足気味。
NUOVA ERA 013.6300、低音はよく入っているが、エアチェックによるものか途中で音量が小さくなるという不備がある。」

CDでは、第3楽章冒頭2音の欠如はそのまま。
終楽章での音量低下は修正しているようだ。

演奏はどちらもすばらしいので、少しでもオリジナルに近い音で聴きたいものだ。
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by FurtwanglerCD | 2010-06-24 23:57 | Beethoven Sym.5
ベートーヴェン:「英雄」
フルトヴェングラー/ベルリン・フィル
1952.12.7
ティタニア・パラストでのライブ

SPECTRUM SOUND
CDSM 009 JT

ドイツ・フルトヴェングラー協会LP
F666.848M 盤起し

解説より抜粋
「超高価なイコライザーFM Acoustics FM122MK2を使用、Turn over RIAA,Roll off RIAAに合わせてカーブを調節、RIAA Curveをフラットにしてこの音盤のオリジナルサウンドを実現しようとした。」
「(復刻の意義は)当LPで鑑賞する事が出来た堅固さや深淵な名演のサウンドをありのままCDに収録することである。特に、弦楽器群の音色と全体的なサウンドについては、ノイズを通して聞こえるティタニア・パラストの空気感を最大限に生かすようにした。
独協会盤LPは、全体的なサウンドは厚く重々しい反面、多少暗くて解像度はあまりよくなかった。」

スクラッチノイズはほとんどない。その分、音は何かベールがかけられてしまったようで、くぐもっている。
解説に「ティタニア・パラストの空気感を最大限に生かすようにした」とあるが、これは感じられない。
こちらのCD-Rに聴けるところの、会場の臨場感、空気感、生々しさはない。
「こもった音」は単なる盤起しの限界を感じさせ、当LPの持つ「重々しさ」、「暗さ」が強調されてしまったことは、システムによるのだろうか。
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by FurtwanglerCD | 2010-06-21 23:14 | Beethoven Sym.3